次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本臨時会の会期は本日1日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
よって、本臨時会の会期は本日1日間と決しました。
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○議案第88号
6:
議長(
辻内裕也)
次に、日程第3、議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
伊藤市長。
7: 市長(
伊藤徳宇)(登壇)
おはようございます。本日は、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には何かと御多用の中、御参集をいただきまして誠にありがとうございます。
それでは、ただいま上程となりました議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)につきまして御説明申し上げます。
今回の一般会計補正予算(第8号)は、災害拠点となる消防本部の
高台移転を含む消防庁舎等の再編整備について、このほど優先交渉権者である民間事業者との協議が整ってまいりましたことから、令和6年度の完成を目指し、継続費の設定などを行うほか、食料品や光熱費などをはじめ、生活に密着したあらゆるものの価格上昇が続く中、その影響を受けやすい住民税非課税世帯や子育て世帯などを支援するための予算を計上するものでございます。
まず、消防庁舎等再編整備事業につきましては、消防本部や大山田分署とともに大山田地区市民センターや大山田まちづくり拠点施設などを合築による一体の施設として整備するほか、これと併せて消防団詰所や防災広場、立体駐車場についても同じエリア内に整備するものでございます。これらに係る設計、施工及び工事監理のほか、このために必要な用地取得に係る費用などについて、事業期間を令和4年度から令和6年度までの3年間として継続費を設定するものであります。
また、立体駐車場につきましては、整備後の管理運営業務を民間事業者に委託するため、債務負担行為の設定も併せて行っております。そのため、今回の補正の歳出予算では、これら継続費における令和4年度の年割額を計上するとともに、本市の予算が事業別予算であることを踏まえ、事業ごとに予算額の整理を行い、継続費とともにそれぞれ総務費と消防費に分けて予算額を計上いたしております。
次に、民生費では、物価高騰による家計への影響が大きい住民税非課税世帯等の生活を支援するため、1世帯当たり5万円を支給するための給付費と必要となる事務費を計上いたしております。また、市独自の支援策として、物価高騰による影響が続く中、子育て世帯の暮らしを支援するため、子育て世帯生活応援給付金として、子供1人につき1万円を支給するための給付費と必要となる事務費を計上いたしております。
続きまして、歳入の主なものについて御説明申し上げます。
まず、国庫支出金につきましては、政府の閣議決定による国の予備費の使用に伴うもので、今回の住民税非課税世帯や子育て世帯などへの支援金の財源として、これを活用するものでございます。
次に、繰越金につきましては、この補正予算の収支の均衡を図るため、令和3年度決算を踏まえ所要の額を計上いたしております。
次に、市債につきましては、消防庁舎等再編整備事業の財源として合併特例事業債や緊急防災・減災事業債などの起債を活用するもので、複合施設を構成する施設ごとに応じた起債メニューにより、それぞれ計上するものでございます。
以上、上程の議案につきまして大要を御説明申し上げました。市民の皆様の暮らしや生活、そして命を守るべく、いずれの事業におきましても速やかに取り組んでまいります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
8:
議長(
辻内裕也)
以上をもって、提案理由の説明は終了しました。
これより上程議案に対する議案質疑を行いますが、
発言を許可する前に
議長として一言申し上げます。
本会議での議案質疑に当たっては、自己の意見のほか、当局への要望、審査案件に直接関係ない
発言、個人、団体を問わず実名を上げての
発言は慎んでいただきますようお願いいたします。また、質問の趣旨を明確にし、通告書に沿った
発言をお願いするとともに、再質問は当初の質問に対し、当局答弁を受けてもなお疑義が残る場合等に限られておりますので、御留意願います。
理事者におかれましても的確、簡明な答弁に努められるようお願いするとともに、再質問に対する答弁は
議長の許可を得た上で、自席で起立し、行ってください。
なお、議員の質問に対し反問を行う場合は、その意思を明確に表示し、
議長の許可を得た上で行っていただくよう併せてお願いいたします。
それでは、通告がありますので、
発言を許可いたします。
6番
多屋真美議員。
9: 6番(
多屋真美)(登壇)
皆さん、おはようございます。日本共産党の
多屋真美です。
会派を代表しまして、通告に従い、議案質疑をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
大項目1番、議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)、(1)、(款)2 総務費 (項)1 総務管理費及び(款)9 消防費 (項)1 消防費 消防庁舎等再編整備事業費について、1)設計・施工のチェック機能について。
この間、設計施工一括のプロポーザル方式の事業発注が続いています。同じ大和リース設計施工の桑名福祉ヴィレッジは、今年4月にオープンしたばかりであるのに数か所で雨漏りなどが起こっています。原因は初歩的なコーティング忘れ、配管の接続ミス等とのことですが、このようなことが今後起こらないための対策や、行政としてチェック、点検をどのように持とうとお考えでしょうか。
2)地域の活動拠点としての役割の確保について。
大山田地区市民センターについて、将来を見据えたフレキシビリティーの高い行政窓口とありますが、具体的にはどのようなことをお考えでしょうか。大山田まちづくり拠点施設の利用団体の方が地域の憩いの場としての居場所をつくってほしいと要望したが、受け入れてもらっていないと聞いています。
消防庁舎と地域の活動拠点を一体の建物にすること自体にも地域や利用者の方から心配や戸惑いの声が上がっています。また、防災避難時の生活環境を守る機能を備えた防災広場とはどのような設備が置かれるのでしょうか。
ほかには消防車両と一般車両の出入口などの安全性の問題を地域や利用者の方は心配されています。消防車両とコミュニティプラザ西側に建設予定の立体駐車場の車両出入口は同じ道路に面していることから、どのように混雑を回避し、安全性を確保するのか、お考えをお示しください。
今後これらの様々なことを協議し、地域利用者の要望を受け入れたものになるのでしょうか。
以上の点について御答弁をお願いいたします。
10:
議長(
辻内裕也)
多屋議員、併用ですね。
11: 6番(
多屋真美)(登壇)
失礼しました。続きまして、(2)(款)3 民生費 (項)2 児童福祉費 (目)2 児童措置費 子育て世帯生活応援給付金についてです。1)基準日と対象者数、周知方法についてです。
支給の基準日、支給対象者数、また15歳以下は児童手当支給児童が対象になりますが、16歳から18歳以下の児童に対してはどのように支給がされるのか。周知方法などについて御答弁ください。
以上についての御答弁をよろしくお願いいたします。
12:
議長(
辻内裕也)
それでは、当局の答弁をお願いいたします。
消防長。
13:
消防長(
杉山伸司)(登壇)
おはようございます。
多屋議員の議案質疑1、議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)、(1)、(款)2 総務費 (項)1 総務管理費、(款)9 消防費 (項)1 消防費 消防庁舎等再編整備事業費について、私からは1)設計・施工のチェック機能について御答弁を申し上げます。
現在、優先交渉権者である大和リースグループと消防本部、地域コミュニティ局のほか、庁内関係部署と連携しながら協議を進めているところでございます。
そこで、設計施工のチェック機能についてでございますが、本体施設等の設計施工時においては監督職員を配置し、現場代理人に対する指示、承諾、または協議、設計図書に基づく工程の監理、立会い、工事の施工状況の検査、または工事材料の試験もしくは検査、確認等を実施するなど、十分なチェック体制の下で事業を進めていくこととなります。今後も引き続き関係部局と連携しながら、令和6年度中の完成に向け、事業の推進を図るとともに、より強固な防災体制の確立、市民サービスの向上にしっかりと取り組んでまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
14:
議長(
辻内裕也)
地域コミュニティ局長。
15:
市民環境部地域コミュニティ局長(
中村江里子)(登壇)
おはようございます。
多屋議員の議案質疑1、議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)、(1)、(款)2 総務費 (項)1 総務管理費、(款)9 消防費 (項)1 消防費 消防庁舎等再編整備事業費について、2)地域の活動拠点としての役割の確保について御答弁申し上げます。
大山田地区市民センター、大山田まちづくり拠点施設は、大変多くの市民が利用される施設でございます。今後再編を進めるに当たり、大山田地区市民センターにつきましては地域住民の利便性の向上、将来を見据えた新たな行政窓口の在り方、また、議員もお尋ねのフレキシビリティーの高い施設については、時代の変化に対応し、用途や機能の変化に柔軟に対応できる施設となるよう考えております。
また、まちづくり拠点施設につきましては、市民の自主的な活動をサポートし、様々なニーズに応えられるよう、可変性のある貸室の設置や施設利用者同士の交流が自然と生まれる市民ラウンジの設置、さらに地域住民の要望を取り入れた地域の方々が交流できるスペースなどを考えております。
防災広場につきましては、平常時は周辺住民の憩いの場として、災害時は災害対応車両の駐車場や、かまどベンチ、マンホールトイレを設置することにより、災害時における避難者支援機能を有した広場として考えております。
建物から道路への動線の安全性の確保については、今回、消防庁舎との複合施設となりますので、特に消防の緊急時の動線と施設利用者との動線を明確に分離し、施設利用者の安全を確保できるよう進めてまいります。
今後も引き続き関係部局と連携しながら、令和6年度中の完成に向け、事業の推進を図るとともに、より強固な防災体制の確立、市民サービスの向上にしっかり取り組んでまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
16:
議長(
辻内裕也)
子ども未来局長。
17:
保健福祉部子ども未来局長(
畑中伸也)(登壇)
おはようございます。
所管いたします事項1、議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)、(2)(款)3 民生費 (項)2 児童福祉費 (目)2 児童措置費 子育て世帯生活応援給付金について、1)基準日と対象者数、周知方法について御答弁申し上げます。
初めに、このたびの給付金は物価高騰の影響が続く中、子育て世帯の暮らしを支援するため、市独自の支援策として、子供1人当たり1万円を子育て世帯生活応援給付金として支給するために必要となる経費を計上させていただきました。
まず、基準日でございますが、令和4年10月31日とし、18歳以下の高校生相当までの児童を養育する世帯を対象として実施してまいります。なお、基準日以降、令和4年12月31日までに出生または転入した児童についても給付の対象に追加してまいりたいと考えております。
次に、対象者数といたしましては、おおむね2万3,900人を見込んでおります。なお、給付方式につきましては、児童手当やこれまでの給付金などで口座情報が登録されている方は確認の上ブッシュ方式で、口座情報がない方は申請方式を基本として進めてまいりたいと考えております。
最後に、周知方法につきましては、対象となる方に対しまして給付についての御案内を個別に送付させていただくとともに、12月号の広報への掲載やホームページやLINE等を活用して広く周知を図ってまいります。
今回の子育て世帯生活応援給付金につきましては、子育て世帯の暮らしを支援することを目的といたしておりますので、年内に支給を開始できるよう早急に準備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
(6番議員挙手)
18:
議長(
辻内裕也)
多屋議員。
19: 6番(
多屋真美)
御答弁ありがとうございました。
今後、長きにわたって市民の安全を守るための施設、また市民が利用する施設として、設計施工段階から行政としてチェック機能を働かせることが本当に必要です。しっかりとしたチェック機能を働かせていただくことを求めます。
市民のための施設として、安全性とともに使いやすい公共施設となるよう、設計施工段階から利用者の方、地域の方と協議し、要望をしっかりと取り入れた施設にすることを求めます。
子育て世帯の生活応援給付金については、市独自の子育て世帯の支援ということで評価できるものと思います。児童手当やこれまでの給付金のデータによるプッシュ方式と、登録がない方には周知し、申請方式とのことですので、漏れのないよう一日も早く支給ができるようにと思います。
以上で議案質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。
20:
議長(
辻内裕也)
これをもって、議案質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第88号は議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第88号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論は、賛成または反対の立場を明確に表明していただくよう特にお願いいたします。
討論はありませんか。
6番
多屋真美議員。
21: 6番(
多屋真美)(登壇)
日本共産党の
多屋真美です。
会派を代表しまして、議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)に対し、反対の立場で討論をいたします。
消防庁舎等再編整備事業については、消防庁舎等再編整備事業の地域に近い福祉ヴィレッジの雨漏り、停電などが相次いだことや、また桑名駅、医療センターなど、プロポーザル方式の事業で建設された施設が市民の安全性、要望を伴ったものではないことから、市民は不信感や不安を抱いています。
この間の設計施工一括のプロポーザル方式の事業が事業者中心であり、市民の安全性や利便性に沿うことに乏しいことを指摘します。安全性の確保のために設計施工段階から行政としてチェック機能を働かせることは当然であり、市民のための施設として、安全性とともに使いやすい公共施設でなくてはなりません。そのことがこの間の他の事業、また当事業においても、行政としての役割が果たせるのかが不十分であると考えるため反対いたします。
子育て世代生活応援給付金については市独自の子育て支援策として評価できますが、今や生活に困っているのは18歳以下の子育て世帯だけではありません。18歳以下の子育て世帯以外の働く市民も、また高齢者で言えば年金の引下げ、医療費の2倍化と追い打ちをかけられ、物価高騰の中で生活が大変になっています。長引く新型コロナと物価高騰の影響で苦しむ市民に対し、一部の方だけでなく市民全体への支援が必要であることから、市民の生活支援としては不十分と考えます。
以上の点で、議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)に反対いたします。以上です。
22:
議長(
辻内裕也)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、これをもって、討論を終結いたします。
これより議案第88号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第8号)を起立により採決いたします。
お諮りいたします。議案第88号は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
確認いたしますので、しばらくそのままでお願いいたします。
ありがとうございました。
起立多数であります。
よって、議案第88号は原案のとおり可決することに決しました。
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○報告第44号
23:
議長(
辻内裕也)
次に、日程第4、報告第44号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償額の決定)の報告1件を議題といたします。
市長から報告を求めます。
伊藤市長。
24: 市長(
伊藤徳宇)(登壇)
それでは、ただいま上程となりました報告1件につきまして御説明申し上げます。
報告第44号 専決処分の報告につきましては、議決により委任を受け、市長が専決処分することができる事項として指定されている損害賠償について、このたび相手方と和解が成立いたしましたので、専決処分し、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。
25:
議長(
辻内裕也)
以上のとおりでありますので、御了承願います。
お諮りいたします。本臨時会において議決されました議案中、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を
議長に委任いただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
よって、条項、字句、数字、その他の整理は
議長に委任することに決しました。
───────────────────────────────────────
○閉会の宣告
26:
議長(
辻内裕也)
以上をもって、本臨時会の日程は全て終了しました。
会議を閉じます。
これをもって、令和4年10
月臨時会を閉会いたします。
午前10時26分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 辻 内 裕 也
署 名 議 員 渡 辺 仁 美
署 名 議 員 近 藤 浩
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